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メンズファッションと言えば集英社が発行する男性向けファッション誌「ＭＥＮ’Ｓ ＮＯＮ−ＮＯ」が有名ですが、メンズノンノは１９８６年に女性ファッション誌「ｎｏｎ−ｎｏ」の男性版として創刊されました。通称は「メンノン」です。風間トオル、安部寛は創刊当時の代表的なモデルとして随分活躍しました。デザイナーズ系のブランドをメインに掲載されています。価格は以前の５００円から１３０円値上げして、現在は６３０円で販売されています。２００６年５月には２０周年記念イベントが行われ、歴代のモデルが多数集まり、大変華やかな催し物となりました。２００７年９月号にはリア・ディゾンが女性単独で初めて表紙を飾り、２００８年２月号では宮崎あおいが女性で表紙を飾っています。今は女性誌でも男性が表紙モデルとして選ばれることもあり、女性誌だから女性、男性誌だから男性、というルールはなくなる傾向にあります。

メンズファッション誌「ＭＥＮ’Ｓ ＮＯＮ−ＮＯ」の紙面に登場したモデルを年代別に見てみましょう。１９８０年代には阿部寛、桐島ローランド、大沢たかお、ボビー大倉、鈴木一真、マーク･パンサー、風間トオル、小田裕二、カルーセル麻紀、加藤雅也、古川透、と現在も第一線で目覚しい活躍を続けるビッグ・ネームが並びます。阿部寛は中央大学理工学部電気工学科を卒業していますが、大学在学中の１９８５年、姉に勧められ、優勝賞品の車目当てに「集英社第３回ノンノボーイフレンド大賞」へ応募し、見事に優勝しました。それをきっかけに以降、「ノンノ」や「メンズノンノ」などの有名雑誌でカリスマモデルとして華やかに紙面を飾ります。阿部寛は現在映画やドラマの仕事をメインにこなし、「ＨＥＲＯ」や京極夏彦原作の「姑獲鳥の夏」、「魍魎の匣」などの話題の映画にも多数出演しています。

テレビドラマ「恋愛結婚の法則」、「ドラゴン桜」、「結婚できない男」、「トリック」シリーズなどでの好演も定評を得ていますが、「メンズノンノ」の創刊号から４３号まで連続して表紙を飾り、「世界で最も同じ雑誌の表紙を連続して飾った人物」としてギネスブックに掲載されていることでも知られています。阿部寛と言えばモデルの中でも高い身長で有名ですが、実際には１９０ｃｍを越えているのに、本人はその高さを気にしてプロフィールに１８９ｃｍと公表していたというエピソードが残っています。背の低さはコンプレックスになりがちですが、逆に背が高すぎることも本人には気になるものなのですね。身長が伸びなくて悩んでいる方には羨ましい話です。